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Enterprise CloudにCentOS/RedHat対応Powered BLUEをセットアップする

NTT communicationsが運用するクラウド基盤のEnterprise Cloud 上にオールインワンのPowered BLUE 870 インターネットサーバーをセットアップする手順です。

https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/arrow-finger.gif NTT communications社 Enterprise Cloud

https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/arrow-finger.gif    Powered BLUE 870 サーバー

https://www.mubit.co.jp/sub/products/cloud/img2/poweredBlue-logo-3.png

以下のようなインターネットサーバー機能をEnterprise Cloud上の1台のPowered BLUE で運用することが出来ます。

基本機能 Web / Mail / DNS / ftp
フリープラグイン Web mail (Roundcube) / オンラインストレージ ( ownCloud ) / Let’s Encrypt / WordPress
オプション プライベート CA / SSLクライアント認証

ワンタイムパスワード認証

リバース Proxy

 サードパーティソフト Mattermost / desknet’s  /  サイボウズ  など

 

Enterprise Cloud のCentOS 7.x  などのオフィシャルテンプレートから作成したインスタンスに、Powered BLUE 870のモジュールを組み込んだサーバーを提供します。( RedHat 7.xも選択可能 )

 Powered BLUE 870 Server Spec   内容
  OS   CentOS 7.x  /  RedHat OS 7.x
  CPU / memory / HDD / Ethernet   1-vCPU (Min)  / 1024MB(Min) / 15GB(Min) / Ether x 1 (Min)

 

尚Powered BLUEのインストールに際してEnterprise Cloudの基盤側では、以下のdhcp関連の事前設定が必要です。

 dhcp   dhcp 有効
 IPアドレス割り当てプール   dhcpで自動払い出し対象とするIPv4アドレスのレンジを設定
 ゲートウェイIP   dhcp機能で自動で払い出す、デフォルトゲートウェイのIPv4アドレスを設定
 DNSサーバー   dhcp機能で自動で払い出す、DNSサーバーのIPv4アドレスを設定

またインストール時には

  • DNSはインターネット側の名前を解決出来ること
  • ポート 22/81/444にアクセス出来ること

などが必要です。

上記の設定後に、Enterprise Cloud で CentOS 7.x デフォルトのインスタンスを作成します

https://ecl.ntt.com/documents/tutorials/_images/instance_create_from_image_disk2.png

ご利用者側では、セットアップウィザードからPowered BLUE サーバーの設定を行ないます。

セットアップウイザード開始

http://xxx.yyy.zzz.xyz:444/

クラウド基盤のインスタンスのデフォルトの言語で表示されます(例 英語)

 

基本設定

  • サーバー名(Host名 Domain名を指定)
  • DNS (デフォルトでは、クラウド基盤からアサインされたIPが入っています)
  • 管理者のパスワード
  • 言語の表示切り替え設定 ( 例 Language で Japaneseを選択 )
  • タイムゾーン

などを設定

プライマリインターフェースのIPアドレスやgatewayは、クラウド基盤側からアサインされたものを変更せずにそのまま利用します

DNSなどは適宜変更可能です

ウイザードの終了後に、サーバーへ再ログインします

 

Powere BLUE へログインをします

admin のパスワードは、セットアップウイザードで指定したパスワードを入力します

 

NTPサーバーの指定

パッチのアップデート

リストアップされたパッチを「アップデート実行」ボタンを押して適用します

kernel などをアップデートした場合には、アップデートの終了後にサーバーを再起動してください

仮想サイトの作成

追加ボタンを押します

仮想サイトの設定

  • IPアドレス
  • ホスト名 ドメイン名
  • 各種パラメータ

を設定します

Webサイトを公開

仮想サイトのWebを公開する場合、Webサーバーを有効にするにチェックを入れます

仮想サイトのWebページへアクセス

  • デフォルトのWebページが表示されます
  • Webページは、フリープラグンのWordPressなどでの管理も出来ます

 

インターフェースを追加の場合

https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/eth02-1.png

デフォルトでは プライマリインターフェース / eth0 のみで動作します

2個目以降のインターフェース / eth1を追加の場合には、

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 に以下のような記載をします

 

例 アドレスなどは適宜調整してください

Powered BLUE サーバーを再起動させます

 

管理GUIのネットワーク表示

プライマリインターフェース eth0 や追加した セカンダリインターフェース eth1 が表示されます

スタティックルートの追加・変更例

eth1にスタティックルートを追加の場合

「スタティックルートを設定」ボタンを押します

  • ターゲットネットワーク   192.168.108.0 /255.255.255.0
  • ゲートウェイ        192.168.249.254
  • セカンダリイーサー        eth1 にアサイン

 

Powered BLUE 870 へのフリープラグインなどのインストール

WordPressのインストール&セットアップ

Let’s Encryptのインストール&セットアップ

 Rouncubeのインストールセットアップ

ownCloudのインストール&セットアップ

php7 インストール&セットアップ

 

Powered BLUE のカスタムモデル(オプション機能)

プライベートCA / SSLクライアント認証アプライアンス

ワンタイムパスワード認証アプライアンス

リバースプロキシアプライアンス

 

デモサイト

Powered BLUE 870 のデモサイト

 

終わりに

デモ環境で試してみたい方や詳しい話を聞いてみたい方などは、ムービットの https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/arrow-finger.gif お問い合わせフォーム からご連絡ください。