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API対応VPSの歩き方 WebARENA Indigoの仮想サーバー設定編

NTTPCコミニュケーションズ社の提供する仮想専用のVPSサービスWebARENA/Indigoは、VPSで使えることや価格の安さに加えてAPIでの操作に対応している点がポイントです。1vCPU/1GB memory/20GB SSDスペックのエントリモデルの場合、1時間当たり0.55円・月額349円です。Linuxサーバーのチェック環境やテスト環境には便利です。

WebARENA / Indigoの特徴

  • VPS
  • 利用できるOS限定 ( CentOS7 / Ubuntu )
  • Firewall機能あり
  • スナップショット機能あり
  • GUIはシンプル
  • 現状の運用ゾーンは東京のみ
  • データ転送量の制限あり
  • サーバーにはグローバルIPが直接アサイン( IPは1個のみ )
  • ネットワークインターフェース名 ifcfg-eth0
  • RestAPIに対応
  • 運用基盤KVM
  • サポートなし

 

GUI

WebARENA サービス項目からアクションを選択

 

Indigoの画面

 

作業手順

  • ネットワーク管理(Firewallの設定)
  • SSHキーの作成
  • インスタンスの作成
  • APIキーの作成(必要に応じて)

 

Firewallを作成

インバウンド&アウトバウンドのポリシーを設定します

 

SSH鍵の作成

SSHキーは新規作成の他に、既存のSSHキーをインポートも出来ます

インスタンスの作成

  • スペックを選択
  • OSを選択(CentOS / ubuntu )
  • SSH鍵を選択
  • 運用するリージョンを選択

1分程度でインスタンスが作成されます

 

インスタンスのパワーオン

 

アクセス

  • SSH鍵ファイル名 webarena-indigo-ssh
  • IPアドレス 40.2.22.4
  • インスタンス名 centos75-test
  • centos のアカウント名  centos
  • ubuntuのアカウント名  ubuntu

 

teraterm などを利用してCentOSのVPSへアクセス

centosのデフォルトユーザーは、centos です

  • ユーザー名 centos  を入力
  • 秘密鍵の key file 指定  例 webarena-indigo-ssh

 

もしくは

Cygwinなどでのアクセス

SSH鍵ファイルのモードを適切に設定します

 

コンソールからのログインやリモートログイン

外部のWAN側からサーバーにアクセス出来ない場合などでも、コンソールからログインを出来るようにしておくと、何らかの障害でWANからサーバーにアクセス出来ないケースでもコンソールからログイン出来ます。

 

root ログイン許可 / ssh でのパスワード認証許可の設定

cloud.init の設定変更

/etc/cloud/cloud.cfg ファイルの2か所を

へ変更

rootのパスワード設定

 

sshやリモートコンソールからのログイン

root ログイン許可 / ssh でのパスワード認証許可の例

/etc/ssh/sshd_config ファイルの以下の項目を設定

へ変更

sshd の再起動

 

VNC コンソールからのログイン

 

リモートからのログイン

 

SWAP追加

デフォルトのインスタンスではワンパーティションの為にメモリスワップは有りません。

メモリスワップはHDDを利用しますので、スワップのサイズなどは適宜調整ください。

/etc/rc.d/rc.local へ記述の例

 

再起動後 swapが有効

 

APIキーの作成

RestAPIに対応しています

API秘密鍵を「カットアンドペースト」で自分の端末側のファイルとして保存

例 webarena-indigo-ssh.key

 

 

RestAPIの操作  

accessTokenやインスタンスIDは事前に入手してしておきます

 

アクセストークンの入手 例

API鍵 clientidとAPI秘密鍵 clientsecret キーを入れて実行

アクセストークンを入手

 

インスタンスの削除

上記で得られたアクセストークンを入れて実行

 

その他

network インターフェース名は  ifcfg-eth0 です

アプリによっては、インターフェース名に依存するものがあります

 

現状では、WebARENA 「 Indigo」にはロードバランサー機能は提供されておりません。上位のサービスWebARENA 「 VPS」では、ロードバランサーを利用できます。