スマートフォンはパスキー認証に対応しており、iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォンの指紋認証や顔認証をWebサイトの認証に利用することが出来ます。
Windows11からは、パスキーのクロスデバイス認証に対応しています。PC側にTPMチップが搭載されていない筐体でも、PCとスマートフォンをBluetooth通信で連携させて、スマートフォンの認証機能をPCからのアクセス時の認証に利用できる構成が取れます。
【クロスデバイス認証】
- TPMの無いPCのブラウザでパスキー認証のWebサイトへアクセス
- PCのブラウザに表示されるQRコードをスマフォでスキャン
- スマフォで認証(顔認証や指紋認証)
- PCのブラウザでターゲットのWebサイトへログイン
【CPUやTPMのチェックを回避させてインストールする方法】
Windows11に適合しないUEFIブートの「古いPC」をWindows 11 へアップグレードする手順です
Windows 7 / 8 ➡ Windows 10 ➡ Windows 11 などのアップグレードも出来ます
【Windows10からWindows11へアップグレードの要件】
- Bios UEFI
- CPU 第8世代
- TPM 2.0
- グラフィックス DirectX 12
- メモリ 4GB
- ストレージ 64GB以上の空き容量
- Windows 10 / 64bit
などです。
PRIMERGY TX-1310M3 | FMV LifeBook UH55 |
TX-1310M3やFMV LifeBook UH55の仕様は
Bios UEFI | CPU | TPM 2.0 | DirectX 12 | メモリ | Cドライブ 空き容量 |
Windows 10 / 64bit |
〇 | ✖ | ✖ | 〇 | 4GB | 30GB以上 | 〇 |
【AIに聞いてみる】
Q どうすれば チェックツールを回避して、Windows 11にアップグレードできますか
A Windows 11のISOイメージ をダウンロードします。
Windows 11 / 24H2の場合、ISOのイメージを仮想ドライブでマウントして 管理者権限のDOSプロンプトから
setup /product server
コマンドでチェックツールを回避して Windows11 にアップグレードできます
【ライセンスの有効活用】
Windows 7 / 8 などのライセンスを保有の場合には、Windows10 / Windows11のセットアップ時にWindows 7/ 8 などの古いライセンスを登録して使うこともできます。
- Windows 7 / Professional ライセンスを入力
- Windows 10 / Pro Edition になる
- Windows 11 / Pro Edition になる
* Windows 7 / 32bit 版のOEM ライセンスの場合には、Windows 11 / 64bitには利用できません
【Windows11へアップグレード】
Windows10 の現在の環境をそのまま引き継ぐ選択をします
最新の更新プログラムをアップデートする場合、回線の状況によってはダウンロードに時間がかかることがあります
「今は実行しない」を選択して
- 最初は迅速なアップグレードを行う
- アップグレード後にWindows updateで最新のモジュールに更新する
方法もあります
【PCとスマートフォンのペアリング】
クロスデバイ認証を行う場合、Windows11のPCとパスキー認証のスマートフォンをBluetoothでペアリングしておきます。
Bluetooth通信の機能のないデスクトップPC(TX-1310M3など)では、USBのBluetoothを接続して利用します。
【メルカリやYahooへクロスデバイス認証でアクセス】
メルカリやYahoo! Japan などは、Passkey認証に対応しています。iPhoneやアンドロイドのスマートフォンからの直接のパスキー認証でのアクセスの他に、スマフォとWindows11のPC端末と連携のクロスデバイス認証を利用したパスキー認証でのアクセスもできます。
【フィッシングに強いパスキー認証】
メルカリなどにアクセスする場合のSMS認証とパスキー認証の相違について
SMS認証 | パスキー認証 | |
パスワード盗聴や漏洩 | 非暗号化通信でSMSが傍受されるリスク | パスワードは使用しない |
利便性 | 認証コードの入力が必要 | 生体認証でスムーズ |
フィッシング耐性 | 偽サイトへの誘導 | 偽サイトでは認証不可 |