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AWS-EC2で同じMac Addressでのリストア / ENIを利用

AWSのEC2のインスタンスから、サーバーのMac Addressを変更することなく同一のままでリストアする方法です。

AWSではENI(Elastic Network Interface)により、VPC内のインスタンスにネットワークインターフェースをアサインしています。

 

ENIで設定できる内容

  • プライベートIPv4アドレス(VPCのアドレス範囲内)の設定
  • 固定IPアドレス(Elastic IPアドレス)の設定
  • IPv6アドレスの設定
  • セキュリティグループの設定
  • MACアドレスの管理
  • ルーティング情報の設定

リスア後のインスタンスに、ENIを再利用することでIP アドレスやMac Addressをそのまま引き継ぐことが出来ます。

 

現在の設定内容(引継ぎ前)

  • IP=10.0.0.103 / gw=10.0.0.1
  • Mac Address  0a:99:41:8f:a2:e3

 

操作手順

利用中のインスタンスのENI (リストア後のサーバーでも使うENI ) を、インスタンスの削除後も残す設定を行う

  • [ネットワークインターフェース] を選択
  • [アクション] を選択
  • [終了後の動作を変更] を選択

 

[終了時に削除] からチェックを外す

例 eni-a537b

  • 既存EC2インスタンスを削除します

 

新インスタンスの作成

バックアップデータから新規インスタンスを作成の際に、プルダウンメニューから保存しておいたENIをアサインします。なお削除したEC2インスタンスと同じサブネットを選択必要があります。

  • 例 eni-a537b

 

Private-IP / Mac Addressが引き継がれたインスタンスが作成されます

引継ぎ後の設定内容

  • IP=10.0.0.103 / gw=10.0.0.1
  • Mac Address  0a:99:41:8f:a2:e3

 

実際の手順

バックアップ・リストア後のイメージから作成の新インスタンスが起動しない可能性も考慮すると、既存のインスタンスをいきなり削除する方法は危険です。

以下の手順での操作が安全です。

 

1 ) バックアップから作成のインスタンスが「正常に起動」することを確認( 異なるENI )

 

2 ) 運用中の既存のインスタンスについて、ENIを保持でインスタンスのみを削除

 

3 ) バックアップから再度インスタンスを作成して、古いインスタンスで使用のENIを新インスタンスにアサイン( 従来のENI )

 

その他

[削除しない選択] を指定のENI は、当該のインスタンスを削除後もENIは残り課金の対象になるので注意が必要です。