cloudnでroundcubeを簡単インストール&運用

cloudnの環境でroundcubeを簡単にインストール&運用する方法です

運用するベースサーバーとしては、インターネットサーバーの

を利用します。

Powered BLUE サーバーのcloudn へのテンプレートの登録や初期設定などは、以下をご参照ください

テンプレートの登録

初期セットアップ

 

Powered BLUE サーバーへownCloudのパッケージをインストール

Powered BLUE の管理GUIのアップデートリストの項目のフリープラグインのリストからownCloudパッケージを選択します

本プラグインには、次のパッケージが必要になります。
php-mbstring (注)
php-xml
php-intl (注)
libtool-ltdl-devel (注)

(注) RHEL6では、これらのパッケージは server-optional リポジトリで管理されています。このため、インストールに際しserver-optional リポジトリが有効になっている必要があります。

フリープラグインのインストール時に、上記パッケージが見つからない場合は、Yumツールを使用してインストールを実行します。

インストール方法

パワードブルー*1の管理画面の「アップデート」タブの「フリープラグイン」を表示します。
ボタンを押して、入手可能なソフトウェアの一覧を更新してください。利用可能なパッケージが表示されます。

Roundcube の項目の「詳細」欄のアイコンをクリックし、インストールメニューを開きます。

「インストール」ボタンをクリックすると、ソフトウェアのインストールを開始します。

Roundcube は、MySQLデータベースを使用するように構成されています。また、デフォルトでは、ローカルホストのIMAPサーバを使用します。

MySQLサービスを設定する

「ネットワークサービス」->「MySQL」メニューで、サーバ本体のMySQLサービスを初期化し、データベースを有効にします。データベースの初期化に際しデータベースの管理パスワードを設定する必要があります。

* 「パスワード管理」メニューでは、MySQLの管理パスワードの変更やリセットが行えます。また、パスワードをサーバに保存することもできます。

IMAPサーバを有効にする

電子メールサーバの設定で、IMAPサーバが有効になっていることを確認して下さい。

 

Roundcube データベースの初期化

Roundcube の設定メニューは、「ネットワークサービス」->「ウェブメール(Roundcube)」です。インストール直後は、下図の画面が表示されます。

ウェブメール用のデータベースを初期化するために、 ボタンをクリックして初期化メニューを開きます。
MySQLデータベースの管理パスワードを入力し、データベースを初期化します。
(MySQLの設定で「パスワードを保存する」が有効になっている場合は、管理パスワードは自動的に入力されます。)

Roundcube を有効にする

データベースの初期化後に表示される「ウェブメールを有効にする」を選択し、「保存」ボタンをクリックします。この時、データベースの状況がアクティブであることを確認してください。

仮想サイトにウェブメールの利用を許可する

ウェブメールを使用するには、仮想サイトに許可を与えます。仮想サイトの「サービス」->「ウェブ」メニューに、「ウェブメール」の項目が表示されます。ウェブメールが使用するドメイン名を選択し、ウェブメールを有効にします。

・「既定のメールドメイン」は、ウェブメールを新規に開始するユーザの電子メールのデフォルトのドメイン名を決定します。既にウェブメールを使用しているユーザのドメイン名は変更することができませんので、慎重に設定してください。個々のユーザの電子メールアドレスのドメイン名は、ウェブメールのメニューで変更することが可能です。・既定のメールドメインの選択リストは、仮想サイトのFQDNおよび「電子メールサーバの別名」から構成されます。

ユーザ別のウェブメール設定

ユーザ毎にウェブメールの使用を許可したり禁止したりできます。ユーザ設定メニューの「ウェブメール」の項目で、有効・無効を設定します。ユーザリストで、ウェブメールが有効なユーザには、アイコンが表示されます。

ウェブメールにログインする

ウェブメールのアクセス先は、仮想サイトの絶対パス /webmail/ に設定されています。

http[s]://仮想サイトのホスト名/webmail/

(例.https://www.example.com/webmail/)

設定が正しければ、次のログイン画面が表示されます。


ログインに成功するとウェブメールのメニューが表示されます。

簡単な利用方法については、こちらのページもご参照ください。
http://www.mubit.co.jp/plugin/roundcube/webmail.html

詳細設定

ウェブメールのカスタマイズやログの出力先やユーザ制限を設定します。

スキンロゴ画像

  • roundcube ロゴの変更

ログドライバの選択により、roundcube のログを

  • ファイル
  • シスログ   ( user / local0 / local1 /  …../ mail / messages  )

などへ記録させることが出来ます

アップロード最大サイズ

  • 添付できるアップロードファイルサイズの指定が出来ます
detail_manu2

メニューの説明

 製品設定(カスタマイズ)
製品名 ウェブメールで表示される製品名を変更します。
スキンロゴ 各スキンで使用されているRoundcubeのロゴを指定した画像に変更できます。
指定するイメージファイルのパスは、”/opt/roundcube/skins/{スキン名}”をドキュメントルートとした絶対パスで次のように指定します。変更先の画像は、あらかじめサーバ内に配置する必要があります。設定例:/images/sample_logo.pngスキンがlarryの場合、このイメージファイルのサーバ内の絶対パスは、/opt/roundcube/skins/larry/images/sample_logo.png になります。
使用するスキン スキンを選択することで、ウェブメールで表示されるデザインを変更することができます。スキンは、larryとclassicが利用可能です。
 サポートURL ウェブメールのメニューで表示されるサポートのリンク先を設定できます。使用方法や連絡先を記載した独自のウェブページへ案内できます。
ロギング
ログドライバ 「ファイル」または「シスログ」を選択できます。「ファイル」を選択した場合、ログファイルは “/opt/roundcube/logs”ディレクトリに作成されます。「シスログ」を選択した場合は、指定したファシリティのシスログへ送信されます。
属性
ユーザ許容レベル ユーザの識別情報に関するアクセスの許容レベルを設定します。ユーザが複数の識別情報を持つこと、ならびに識別情報の変更に関する制限を設定できます。
ユーザの識別情報は、電子メールアドレスや表示名および署名などが含まれます。デフォルトでは、ユーザは複数の識別情報を追加したりすべての項目が編集できます。
デフォルトのドメイン 電子メールアドレスのデフォルトのドメイン名を設定します。仮想サイトのユーザの場合は、仮想サイトで設定されたドメイン名が優先されます。
 ウェブ設定
 アップロード最大サイズ  添付ファイルの送信に際し、アップロードできるファイルサイズの最大値を選択できます。
実際に送信できる電子メールのサイズはSMTPサーバに制限によりますので、SMTPサーバの管理者にお問い合わせください。

サーバ設定

外部のメールサーバを使用するための設定です。デフォルトでは、ローカルホストをメールサーバとして使用します。

メニューの説明

 IMAPサーバ
IMAPサーバ 利用するIMAPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください。
IMAPポート IMAPサーバのポート番号を指定してください。
IMAP接続 接続先のIMAPサーバにSSL/TLS接続が必要な場合に試してください。
SMTPサーバ
SMTPサーバ 利用するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください
SMTPポート SMTPサーバのポート番号を指定してください。
SMTP接続 接続先のSMTPサーバにSSL/TLS接続が必要な場合に試してください。
SMTP Auth ウェブメールにログインしたユーザ名とパスワードをSMTP認証に使用します。

詳細な情報については、下記のサイトを参照してください。

http://roundcube.net

 

デモサーバー

Powered BLUEの  デモサーバー