富士通が運用するOpenStackのクラウド基盤Fujitsu Cloud Servic for OSS(4OSS) 上にCentOS/RedHatのサーバーをセットアップする手順です。
OpenStack準拠
Fujitsu Cloud Servic for OSS(4OSS)はアベイラビリティゾーンとして、OpenStackに準拠のjp-east3 / jp-west3 が選択出来ます。jp-east3 / jp-west3ではansibleからの操作やOpenStack標準のGUIコンソールHorizonなどからも使用可能です。また、単一ゾーン構成でのSLA 99.99%をサポートしています。HAなどの構成時に特定の仮想マシンが常に違うホストで実行されるアンチ・アフィニティでの運用も可能。
費用などの特徴
Fujitsu Cloud Servic for OSS(4OSS)のネットワークの通信費用は、ベストエフォートの固定料金です。Firewallも標準で付属しており使用に際して、別途の費用は不要です。またオブジェクトストレージのデータアップロード&ダウンロードにも費用はかかりません。(他社では、オブジェクトストレージからのダウンロードに課金をしてケースが多いです)
特に支障が無ければ、アベイラビリティゾーンとして jp-east3 / jp-west3 での運用を推奨します。
尚サーバーのセットアップに際してFujitsu Cloud Servic for OSS(4OSS)の基盤側では、ネットワーク構築、Firewall、dhcp関連の事前設定が必要です。
dhcp | dhcp 有効 |
IPアドレス割り当てプール | dhcpで自動払い出し対象とするIPv4アドレスのレンジを設定 |
ゲートウェイIP | dhcp機能で自動で払い出す、デフォルトゲートウェイのIPv4アドレスを設定 |
DNSサーバー | dhcp機能で自動で払い出す、DNSサーバーのIPv4アドレスを設定 |
「Fujitsu Cloud Servic for OSS(4OSS)」 で CentOS 7.x もしくはRedHat 7.x デフォルトのインスタンスを作成します。
- サーバー名指定
- サーバータイプ選択
- パブリックイメージ選択 例 CentOS 7.3
- HDD サイズ指定 例 30GB
- デバイス名指定 例 /dev/vda
network 選択
key pair / セキュリティグループ 選択
- サーバーにアサインするキーペアを指定
- サーバーにアサインするセキュリティグループを指定
作成
作成後
- dhcp からlocal IPがアサインされています
グローバルIPのアサイン
- 133.162.65.196 を test-c73 へアサインします
IPの状況
- 133.162.65.196 が test-c73 へアサインされています
ssh でのログイン
デフォルトユーザーは、k5user です
$ssh -i ansble-key.pem k5user@133.162.65.196
[k5user@test-c73 ~]$
[k5user@test-c73 ~]$ sudo su -l
[root@test-c73 ~]# pwd
/root
[root@test-c73 ~]#