ownCloudでオブジェクトストレージを使う(Amazon S3の場合)

ownCloud からAmazon AWSのサービスの一つであるS3のオブジェクトストレージを利用する方法を紹介します。ownCloudの稼働場所は、どこでも構いません。

構成例

  • ownCloud サーバー   IP=192.168.1.2 (ローカル)
  • Object Storage         Amazon S3

Amazon S3の設定

アマゾンマネージメントコントールからS3を選択しますaws-create-backet-1

「Create Backet」でownCloudにアサインするバケットを作成します

例 バケット名 amazon-object-storage1aws-create-backet-2

 

Amazon AWSのアクセスキーIDとシークレットキーIDを入手します

  • アクセスキーIDが無い場合には、新規にアクセスキーIDを作成します。
  • アクセスキーIDとペアのシークレットキーIDは、作成時のみ表示されます。
  • シークレットキーIDを紛失の場合には、アクセスキーIDから新規に作成する必要があります。
  • キーは2ペアまでしか作成できません。
  • 3ペア目以降を作成の場合には、以前に発行済のキーペアを削除してから発行をします。

aws-create-backet-3

 

ownCloud の「External Storage support」を有効にしますowncloud-external-storage-1

Amazon S3互換のストレージを追加しますowncloud-external-storage-2

  • フォルダ名 (例 Amazon-S3 )
  • アクセスキーID
  • シークレットキーID
  • パケット名 (例 amazon-object-storage1 )
  • SSLアクセスの設定 (例 有効 )
  • Amazon S3へアクセス許可をするユーザー ( 例 ocroot  )

aws-create-backet-4

設定が反映されて接続が有効になると、フォルダ名の左側の〇がグリーンに変わります

ownCloudのGUIでの表示

AmazonS3のオブジェクト・ストレージのフォルダー(Amazon-S3)が表示されていますaws-create-backet-5

 

※本記事の内容は、活用方法の例を示したものであり、ご利用&設定などに際しては、ご利用者様の責任においてご活用ください。