月別アーカイブ: 2015年6月

Active! mailにSSLクライアント認証でアクセス(リバースプロキシ構成)

Webメール製品のトランスウエア社のActive! mailへSSLクライアント認証を利用してアクセスさせる場合の構成例です。

ユーザーアカウントやパスワードの漏えいなどによる、「なりすまし」ログインを防ぐことが出来ます。Powered BLUE プライベートCAを利用してクライアント証明書を発行します。

(アクティブメールの運用サーバーとプライベート認証局を異なるサーバーで運用の場合)

 

Powered BLUE プライベート CA (認証局) を利用します

  • インターネットサーバー機能 (Powered BLUE プライベートCA )
  • プライベートCA機能 (Powered BLUE プライベートCA )
  • クライアント証明書発行・失効・更新 (Powered BLUE プライベートCA )
  • SSLクライアント認証 (Powered BLUE プライベートCA )
  • リバースプロキシ (Powered BLUE プライベートCA )
  • Active mail (別サーバーで運用 もしくは 既存サーバーで運用 )

などの機能をPowered BLUE Private CA とActive mailの運用サーバーをそれぞれ異なるサーバーで運用する場合の構成例です。

Powered BLUEのインターネットサーバー機能&リバースプロキシを利用します。既存で運用中のActive mailへのSSLクライアント認証が簡単に構築出来ます。

  • 基本的には、Active! Mail側の設定変更は必要ありません

有効なSSLクライアント証明書のないユーザーからは、アクセスできないため、ブルートフォースアタック(パスワード総当たり攻撃)などの、「なりすまし」による不正アクセスを防止します。

 

リバースプロキシでの運用構成

Powered BLUE プライベートCAとリバースプロキシ機能を利用して、クライアント証明書を利用して、別サーバーで運用中のアクティブメールへのクライアント認証をさせることが出来ます。

プライベートCAは、運用者側の管理での独自運用のため

  • SSLクライアント証明書の発行・失効・更新などの管理
  • リバースプロキシの接続先Webサーバー指定 (複数のWeb接続先の指定も対応)
  • プライベート認証局・リバースプロキシは、任意の場所での運用が出来ます

などを、運用者側のポリシーに即して運用が出来ます。

リバースプロキシで運用の場合

  • 既存のActive! mail側の設定変更は不要です
  • 社内LANからは、従来どうり http でActive! mail へアクセス
  • 社外からは、SSLクライアント認証・リバースプロキシ経由で Active! mailへアクセス

などの運用が出来ます

https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/reverse-01.png

*  リバースプロキシ機能を使用しない場合には、CRLを配布して の参照やActive !Mail 稼働のWebサーバーへのCRL組込みでの運用なども可能です。ロードバランサー経由での運用も出来ます。

 

SSLのサーバー証明書の登録

  • 「自己署名デジタル証明書の作成」 または 「署名リクエストの作成」 で作成します

 

パブリックSSLサーバー証明書の場合

公的なサーバー証明書を利用の場合には、ブラウザへの警告メッセージ

「このWebサイトで提示されたセキュリティ証明書は、信頼された証明機関から発行されたものではありません」

を抑制することが出来ます

  • 必要事項を記入して、 CSR 作成の「署名リクエストの作成」 ボタンを押します

  • 作成された 「署名リクエスト」 ファイルを保存
  • この 「署名リクエスト」 ファイル signig-request.txt を、公的なSSLサーバー証明書の発行機関へ送付

  • 公的機関で発行された、サーバー証明書を 「インポート」 します
  • 中間証明書のインポートにも対応しています

プライベートCAの設定

仮想サイトで、Powered BLUEのプライベートCA機能を有効にして、この仮想サイトの「CA証明書の新規作成」をします。

SSLクライアント証明書発行

Powered BLUE プライベートCAで、この仮想サイトのSSLクライアント証明書を発行します。クライアント証明書を全社一括での発行なども出来ます。

SSLクライアント証明書のダウンロード

SSLクライアント証明書は、利用するブラウザにインストールします。ユーザーごとに個別にダウンロードさせたり、管理者での一括ダウンロードが出来ます。

SSLクライアント認証の有効化

[クライアント認証を有効にする] ことで、このPowered BLUE の仮想サイトへは、有効なSSLクライアント証明書がインストールされた ブラウザのみ、SSLでActive! mailのサイトへアクセスが出来ます。

例 https://PrivateCA の仮想サイト/xx

リバースプロキシ設定&有効化

プライベート認証局のこの仮想サイトにアクセスしたクライアントを、SSLクライアント認証後にリバースプロキシで指定したサーバーへリダイレクトさせます。

例 https://PrivateCAのサイト/demo/   -> http://www.zyx.co.jp/demo/

SSLクライアント認証でCA&Active mailへのアクセス - 承認された場合

有効なSSLクライアント証明書がインストールされたブラウザで、アクセス時のブラウザでの表示例(Firefox)

https://192.168.10.67/am_bin/amlogin

または、dnsの設定がされていれば、サイト名でのアクセス

https://activegate.mubit.com/am_bin/amlogin

SSLクライアント認証 - 承認されない場合

有効なSSLクライアント証明書が無いクライアントからのアクセスの場合 ( IPhone )

Active mailのログイン画面

2要素認証 —  Active mailの認証画面activegate-1

Active Mailへログイン後の画面activegate-2

Powered BLUE プライベートCAは VMware / Hyper-V に対応の仮想アプライアンスやaws にも対応しています。

 

サイボウズ・cybozuへのSSLクライアント認証(2要素認証)例

 

デスクネッツ・desknets’sへのSSLクライアント認証(2要素認証)例

 

アイポ・AIpoへのSSLクライアント認証(2要素認証)例

 

AWS上で Powered BLUE Private CA 運用したい場合には

 

デモサーバー

Powered BLUEの  デモサーバー

基本操作 /  リバースプロキシ /  SSLクライアント認証 などのデモが出来ます

 

ワンタイムパスワード認証

Active! mail のWebのサイトへのアクセスに際して、OTP / ワンタイムパスワード対応のWebサイトの構築・運用例です。

https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/otp-21.png

 

多要素認証

ワンタイムパスワード認証&SSLクライアント認証の併用時のWebサイトの構築・運用例です。多要素認証でさらに高い安全性を確保したい場合に有効です

 

終わりに

ワンタイムパスワード認証やSSLクライアント認証でWebサイトの認証を強化したい方、既存で運用のWebサイトへのアクセスに認証機能を導入したい方。デモ環境で試してみたい方や詳しい話を聞いてみたい方などは、ムービットの https://www.mubit.co.jp/sub/products/blue/img2/arrow-finger.gif お問い合わせフォーム からご連絡ください。